まーしー工房

思ったことをTwitterの延長として書きます

東京でお世話になった皆様へ

実家に戻ることになりました。

理由は簡潔に言うと長期的な生活基盤を築くことが出来ないため、実家にて一旦整えようと決心した次第です。

具体的な日程はまだ未定ですが、おそらく3月上旬には東京を離れることになると思います。

 

20165月に、当時勤めていた会社の異動で上京して以来、

邦ロックセッションはじめ京都大作戦セッションなどの各セッションやバンドで色んな方々と親しくしていただいて本当にありがとうございます。

せっかく仲良くなれた音楽仲間と離れるのは本当に残念で寂しいですが、別に二度と会えなくなる訳じゃないし電車と新幹線で3時間半で来れるからまた定期的に遊びに来ます。

 

 

 

20165月に当時勤めていた会社の異動で上京しました。

上京時から親に数十万円借り、また次の引っ越しでも借りていましたがほとんど返すことなく今日に至ります。

上京のキッカケとなかった会社とその次に勤めていた会社は薄給で普段の生活でトントン、収入を上げようと息巻いてチャレンジした営業職も体調崩し退職。

元々は節約の方が好きでしたが、去年派遣営業になってからは「出来る営業は良い物使わないと」と無理に高い買い物をしたり、ストレスから逃げるように休日遊ぶ予定を詰めたりと

かなり浪費する結果となりました。

お金を返すことに無頓着のまま仕事についていくのが必死になった余り、やれ自己投資だ経験だと消費したこと、

お土日休みになって関わる人数も増えて遊ぶ量が増えた結果、

カードのリボ払い残高やキャッシングは冗談では済まない額になっていました。

この現状が発覚し、遂に堪忍袋の緒が切れた親から帰郷命令が言い渡されることになりました。

そして今日、地元の就職説明会に参加に地元企業で働く段取りを始めました。

 

いろいろ楽器やってることで色んな方々から褒めてもらえて本当に嬉しい限りでしたが、

この裏にはおそらく強い承認欲求があって、カッコ付けたいとか良いところ見せたいとか、そんな考えに必死だったのかもしれません。

結果人目に触れる部分は(自分の中では)派手になっていった反面、

見えない部分では気付かぬ間にシワ寄せがひどくなったような印象です。

実はお金に関しては本当に無頓着で、貯金なんてありえない、あるなら使いたいという人間なんです。

 

東京へ来た時に勤めていたのは地元本社の印刷会社で、法人ルート営業で東京配属でした。それまで田舎育ちでコミュ障で引っ込み思案だった僕は上京から1年後に自己啓発に出会い、

ちょっと前向きになって東京にいることの可能性を感じ、好きなこと優先で楽器屋で働くようになりました。

仕事中ずっと楽器の話が出来たり時間の融通が効くことでがっつりバンド活動できたりとても楽しい生活でしたが薄給の上にバンド活動の出費でギリギリに。

このままじゃいけないと収入アップ目当てに大手町本社でJQ上場の派遣会社で営業にチャレンジしました。

入社時点で楽器屋時代より高めの給料だったためテンション上がりましたが、世間のイメージ通りストレスの多い仕事。食事は全部外食になり、仕事について行くためにストレス発散だったり自己投資に必死になっていく。

「結果出ればインセンティブで返ってくる。だから自己投資しなきゃ」「出来る営業マンは良い物使うらしい」「後で稼ぐから使ってもいい」と根拠のない自己暗示から高いサロンやクリニックに通ったりしました。

なおかつ、それまで平日休みだったのが土日休みになったことで知り合いも増えて行くイベントも増えました。

キラキラした高給取りを夢見て必死についていこうとしましたが、そう長くは続きませんでした。

遂に体調を崩すようになり退職。借金は残ったまま。

次の就職先は決まっていましたが稼働はまだまだ先で、ギターは作ったものの特に何も生み出さないまま1ヶ月経ちました。流石にバイトしなきゃと重い腰を上げて資材運びのバイトしてみるも腰を痛め1週間で断念。

「これからは個人で稼ぐ時代じゃね?」とブログアフィリエイトを始めてみるも三日坊主で挫折。

友達クリエイターの動画編集手伝いで若干収入できましたが生活基盤にはならず資金が底をつきました。

 

 

給料が低かった、選んだ仕事が悪かった、ブラックだった、とか色んな言い訳ができますが、全て自分の人間性や選択によるもの。

正当化せず、しっかり反省して、これからの糧にしなければと思います。

 

 

 

 

ある程度前向きな心が持てたとはいえ、話す言葉は自分の芯からというよりは上辺から内面に言い聞かせているような感じで、まだまだ本当の意味での前向き人間になるには遠かった。

東京では色んな人がいるし、色んな仕事があるし、選択肢もほぼ無限にあって、自分に合う道さえ見つかれば成功しそうな気がした。

でも、見つかる前に体力が尽きてしまった。

ニートになってからもう3ヶ月経った今、何度も何度も自分が本当にやりたいこととは何だったのか、自分に問いかけて考えてみたけど、結局何も考えつかなくて

SEになる予定ではあったけど、果たして自分に務まるのかの不安もあってかプログラミングの勉強にも身が入らず。

色んな人から、楽器作りを仕事にしたら、とか色んな助言をもらった。でも何もかも自分に務まる気がしなかった。

好きなことを仕事にすることは簡単なようで、とても勇気がいること。

小さい頃から、なぜか自分には「好きなことを仕事にしてはいけない」「したとしても飯は食えない」という強烈な固定観念があって、どうしても踏み出せなかった。

だから2年前に楽器屋勤めをしたと言っても、楽器出来ない人でも勤まるコールセンター業務という当たり障りのない職種だった。

確かに楽器いくつも演奏できる。ギター組み上げることができる。エフェクター作ることができる。人に楽器教えられる。

でもこれを仕事にしてしまうのは自分の中ではルール違反だった。

 

 

ここ1年で、楽器の演奏ができることで褒めてもらえる機会が増え、自尊心はかなり満たされました。

高校時代友達がつくれず、文化祭ライブに出れなかった悔しさが根強く残っていてこれは一生消えないな、と思っていたら、ここ1年にセッション会出まくったおかげである程度解消されつつあります。

ずっと、人から「すごいね」「かっこいいね」と言われることだけを追い求めてきて、いま、その境地には辿り着けたような気がします。

ただし、これはあくまで楽器が弾ける人間としての自分。

これはこれで嬉しいけど、長所が伸びた部分であって、伸びた部分だからこそ光が当たってよく見える部分。

その影には深い闇もあることはもちろん自分にはよく見えているので、褒められることは嬉しい反面何やら心もとなさというか素直に手放しで喜べない自分がいた。

いわゆる短所の部分。でもここを見せてしまってはせっかく褒められているのが見放されてしまうのではないかと一定の不安もあった。

だから、この記事でいっそオープンにしてしまおうかと思って、詳細にいきさつを書きました。

 

数年前まで、本物の引っ込み自案で、大学時代なんか実家で1人でいるときどうやって消えれば誰にも迷惑かけないんだろうとか考えて手首にアレしたりした時期もあったりした。

その分、自己啓発に出会ってポジティブになれる言葉を本でたくさんインプットしては自分に言い聞かせるようにノートに書いたりを繰り返したおかげで、

未経験の仕事にチャレンジしたり行ったことないイベントに行ったりするようになれたことは学生時代に想像できませんでした。

たくさん人に会えば会うほど、自分らしくあっていいんだ、取り繕わなくていいんだということがわかり、前まで目を合わせられなかった会話もスムーズになりました。

だからこそ、ポジティブになりたい欲は一時的にものすごく高まって、人に堂々とポジティブな言葉を発するようになりました。

 

でも今思えば、まだ残っている弱い部分に対してプレッシャーとなったかもしれません。

無理にポジティブ人間になろうとして、現実の自分との間にギャップも生まれ始めた。

もしかしたら実は対して価値のない人間なんじゃないか、次第に焦り始めて行動しても続かず結果に繋がらない。

いつしか自分の選択の大半に自信が持てなくなり途方に暮れていた所に来た親からの帰郷命令。

 

このまま抗っても自分の首を絞めそうな気がした。

だから一回、全部諦めてみることにした。

 

不本意だろうと思ってもらっている方も多い気がしますが、

今の気持ちとしては身の程を受け入れています。

そしてもう背伸びをすることは辞めて、

身の丈にあった範囲で、出来ることからもう一度始めようと思います。

「楽器を始めた9割の人が挫折する」について

世の中にはいろんな情報があります。

上手くなるための練習方法、基礎練習メニュー、コツ、裏ワザ…etc

最近Youtubeの演奏してみた動画もものすごく多いし、動画にTABのっけてる人もいるし、ググれば上手く弾くための情報がたくさん溢れています。

上手く演奏しようと思えばできる材料はその辺にたくさん転がっています。

 

ただし、先日こんなニュースがありました。

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フェンダーのCEOであるアンディ・ムーニーによると、同社が年間に販売するギターの45%はギターを新たに始めるプレーヤーが購入しているという。ただ初心者の90%は、演奏開始から12カ月以内にギターを諦めているとのこと。(以下略)

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フェンダーの調査で「ギター始めた人の9割が挫折する」ということが明らかになったそうです。

なかなか衝撃的なニュースですね。

 

アメリカでの調査なので日本の自分達でも同じかどうかはわかりませんが、

もしこの統計と日本も変わらないのであれば、いま自分の身の回りで楽器を何年もやってる人がいたら、一度楽器を触ったことがある10人の中の1人ということになります。

そう考えると、実はものすごい数の人が「一度楽器を買ったことがある」という可能性があります。

確かに考えてみれば、「僕楽器やってます」と職場で話した時、1人や2人かの先輩が「いやぁ〜俺昔一度買ってみたけどFコードで挫折しちゃったんだよね」っていうのを聞いたことがあります。

まぁそりゃあ楽器というもの自体難しいから挫折する人はいるだろうと思ってたらまさかの9割だった。

 

今日も、どこかの楽器屋で「ギター始めるぞ!」って買っていった人が10人いたら9人は3ヶ月内にやめる…

 

でも当然といえば当然なのかもしれません。

なにせ今まで触ったことのない道具、見るより遙かに難しい。弾き方を本で見てもイマイチイメージがつかない。動画探してみても用語がいっぱいでわからない…

結局、弾くことに楽しさを見いだせず放置し売る、という流れはなんとなく想像つきます。

正直楽器をイチからやるのは本当に難しいです。

その中で自分の心理状態と環境が上手く揃った人が残り1割の人として続くのかなと思います。

 

 

もちろん、楽器が一番の趣味で楽しんでる者からすると「挫折なんてもったいない!続けて欲しい!」とは思いますが、

冷静に考えれば特に悲観視することではないと思います。

 

「挫折」という言葉を使うと、「道のりが険しくて諦めた」という風に何やら「負けた」というイメージがつきがちです。

goo辞典で調べたら【仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと。】と書いてました。つまり何かしら成し遂げたい目標が「失敗しだめになる」ということですね。

おそらく、自分が弾きたいフレーズがあったけど弾けなくて「意欲・気力をなくす」ことで「だめになった」という印象になるんじゃないでしょうか。

 

こういうイメージもあってか、「挫折はだめ」「成し遂げられなかった弱い奴」という印象を自分に植え付けてしまうかもしれません。

 

僕は違うと思っていて、単純に「必要なくなった」だけではないかと思います。

10人のうち1人は「弾きたい曲を弾けるまで練習した」

それ以外の9人は「弾けなくてやめた」

この違いは何だろうか、と自分なりに思うのは、「弾けるまで練習する」ほどに【自分にとって必要なものだった】ことです。

僕の場合は友達がいないから楽しさを楽器に求めた、単純に好奇心があった、モテたくて練習した等の動機があったので今まで続きました。

他にも、バンド組んだから弾かなきゃいけなかった、習わされていた、なんかもありそうです。

このように、続いた人は何かしら「弾く必要があった」のではないでしょうか。

 

一方で、弾くのをやめた人はおそらく、そこまでしなくても普段の日常は特に楽器によって心が豊かになる効果とか何かしらのメリットも特になかったから続けなかった、と考えます。

僕の好きなアドラー心理学では何かを「やれなかった」ことを「しないという選択をした」という目的論があります。(詳しくはググってください)

別に、「弾けなかった」のではなく「弾かなくても大丈夫だった」のでやめた、という表現であれば、悪いことじゃないように聞こえませんか。

 

だから別に、挫折は何も悪いことではないです。

楽器がなくても心が健康なのであればそれはそれでとても幸せなことです。

自分が弾かなくても、ライブに行けば楽しいんだったらライブを見に行きましょう。

 

他に趣味があれば、そっちばっかりやっていいと思います。

 

ただ、少し興味があって「弾いてみたい」と思うのであれば、もし弾かなくても何の問題もないのでぜひ始めてほしいと思います。

間違いなく言えることは「弾ける方が絶対楽しい」ですし、がんばらなくても弾けるようになります。

弾かなくなったら弾かなくなったで押し入れにしまっておいて、気が向いたときにまた取り出して弾くくらいでいいかと思います。

 

では、9割のやめる人達に向けて、楽器を弾ける側の人達ができることは「とにかく弾くこと自体がとても楽しい」「弾けるようになった方がおもしろい」「練習はしんどくない」ことを伝えることと、

とにかくカンタンに伝わる表現を使って教えてあげることだと思います。

エフェクター自作論

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自分で言うのも何ですけど、かっこいいことを言います。

 

僕には「エフェクター自作論」というのを持っています。

成功法則というまでもないですが、何か行動するときの一つの心がけです。

 

エフェクターの自作は、ネットに落ちている回路図やパーツ屋で売ってるキットをもとに制作します。

プラモデルや中学校の技術授業で習うような感じで、説明書に従って物を組み立てます。

決まった手順通りに組み立てていけばいいし、たいていの場合上手く行けば完成後に一発で音が出ます。

音が出たらやった〜〜イエーイと実用化します。

 

ただ、そうは上手くいかないことがあります。

途中で違うパーツを取り付けてしまって、一旦外して付け直しをしたり、

切っちゃいけないところで線を切っちゃって、つなぎ直したり。

段取りミスって余計に時間食うなんてことも全然あるし、最初からミスなくして完成させるのってものすごく難しいことだったりします。

かなり精神的ダメージが大きいのが、全部綺麗にミスなく組み上げてさぁ音出そう、という段階で音出してみたらウンともスンとも言わないとか、ノイズしか出ないとか。

今まで制作してきた中では半分くらいは一発で出ず、何かしらミスしてることが多かったです。

一発で出ないということはつないだポイントのどこかが上手く接触できていないということ。

そのどこかを探すのがかなり大変。あとは必要なパーツつけ忘れてるとか、間違えてるとか。

全部組んだ物の中でどこがミスなのかを探す作業はかなり大変です。

それを乗り越えてうまく修正できれば音が出て使えるようになります。

 

こうしたリカバリ作業を続けていくと、鳴らない状態から何がミスってるのかがわかってくるようになります。

例えば、エフェクトオン時もオフ時も出ないならここがミスってるとか、ノイズは出てツマミが効くならここが繋がってないとか、オン時に何も鳴らないなら電源かな、とか。

リカバリ方法の突破方法の引き出しがあるとミスっても修正が早かったりします。

そして、次回作る時はその点を注意して正確に組むからどんどんミスが減っていく。

 

エフェクターを作っていると、こうした難しいポイントがいろいろ出てくるんですが

この「上手くいかない時の修正」に慣れると、日常生活にも応用できるのではないかと思います。

何かを作り上げること以外にも、1から10までの手順があって全部を正確にやらないと成し遂げられないこととか。

 

何かをやって上手くいかなかったら、やったことを細分化してひとつずつ振り返り、その手順のどこかにミスがあったのかな、と思い返すと原因が見つかって次やったら上手くいったとか。

そういうことの積み重ねをしていけばどんどん上達するとか。

 

日常の物事や、何かチャレンジしたいことがある時、エフェクターを作るようにまずマニュアルや先駆者のやり方を参考にして試して、上手くいかないなら細かく振り返る。

これができればいろんなことを上手くできるようになるんじゃないかと思います。

 

ネットに落ちてる回路図なんてのもまず先駆者が市販エフェクターの回路を分析して自作できるようにしたものだし、その人の書き込み読めば作り方のコツなんかも書いてあるし真似すればだいたい再現できます。

まず成功者のやり方を真似る、やってみて上手く行かないならだめなポイントを探す、の繰り返し、

こういうのは仕事でも何でも応用できそうな気がします。

今のところコレで自慢できるほどの功績を上げてはないですが、そのうち何かしら達成できると思います。

 

繰り返していけばポジティブなマインドが得られるんでエフェクターでなくてもいいので「何かを作る」作業はおすすめです。

音作りは自分の耳で「聴く」

今日、シールド修理の記事を書いたので、音作りについて自分なりの意見を書いてみようと思います。 

 

シールドで音が変わるのか、というテーマに関しては、「一応変わる」とは思います。

初心者セットについてる物と5000円の物では明らかに違います。

ただ、同じ価格帯でメーカーごとの音の変化といえばとても微妙な差で、その変化をしっかり聞き分けられるかと言われれば何年もギター弾いてる自分でも聞き分けられるかはわかりません。

以前に一度友達とスタジオでブラインドテストしてみたことがあります。

中古のカナレと自作したBELDEN、モンスターケーブルでやってみましたがパッと聴きでわかるレベルじゃないです。

「あー、、まぁ、、、んー?……こ、れの方がモンスターかな??」→不正解。みたいな感じでした。

 

 

シールドでもエフェクターでもアンプでも何でも、

耳の肥えたプロの人が聞き分けられた結果、雑誌とかで「この機材は音抜けがいい」とか「ジューシーな歪み」レビューしていてつい鵜呑みにしてしまいがちですが、

果たして自分達はこの違いはわかるんだろうか?と疑問を持ってみたことってあるでしょうか。

もちろん良い物は良い、プロが言ってるんだから間違いないとは思います。

ただ、「良い音」というのは主観です。人それぞれ良い音のとらえ方は違いますし、

例えば「これはクリアな音像」とか「低音がよく出る」「ミッドが強い」とかもどこを基準しての判断なのか、その人それぞれの尺度じゃないでしょうか。

機材の音に関してはやはり自分の耳で聞いて確かめないといけないなと自分に言い聞かせています。

僕はいくら何年もギターやってるとはいえギターでお金をもらっていない素人です。

そもそもジューシーな歪みって何だよ。 

 

エレキギターエレキベースは本体だけでなく「ギター+ケーブル(+エフェクター)+アンプ」で初めて成立する楽器です。

各部分ごとの組み合わせによってものすごく変わるので、一つの要素だけで判断するのって実は難しいことなのかもしれません。

細かく言えば、ギター本体のボディの木材の質、弦の種類、ピックアップの出音と位置、音が通る配線やコンデンサの質、シールドの特徴、エフェクターの出音とツマミの位置、電源の質、アンプの種類、ヘッドとキャビネットの組み合わせ…etc

この中で大きく変化する部分とちょっとしか変わらない部分があります。

 

 

本当はアンプのローをちょっと削れば解決したかもしれないのに、「低音がスッキリする」というタレコミで高いシールド導入したら解決するのかどうか疑問があります。

プロがいう「このシールドは高音がよく抜ける」を一つの判断材料とするのは良いかもしれませんが、

そのレビューだけで機材を買っていくと、他人から聞けば

全然抜けていないのに「俺の音は抜けている!」と思い込んだりしちゃいがちです。

実際過去に、お金持ってるベーシストと一緒にスタジオ入った時、いろんなエフェクターを入れたボードを見せて「このエフェクターはこんな音がする、これはこんな音がするから使ってる」といろいろ語ったものの、最終的にアンプから鳴ってる音は他の楽器をかき消していてボヤボヤ音像がなくなってました。

それどうなの…と心の中で思ったりするわけです。

 

何をもって「音が抜けている」と判断するのかはバンドで合わせた時にしかわからないんじゃないでしょうか。 

機材を変えれば何がどう変化するのかを知ってみると、

今までたくさんお金かけてきたことが意外と簡単なことで解決するかもしれません。

(機材集め自体が好きな方は別にそれで良いと思いますが笑)

なので、ぜひオススメしたいのはまず自分の竿だけでスタジオのアンプを鳴らして触れるツマミを全部0〜10に動かしてどう変化するか知ってみてほしいです。

これをやってみると「意外とマーシャルって綺麗な音出るんだ、でもこのイコライザあんま効かないな」とか「JCってこんな変化するのか」とかわかると思います。

あとは、持ってるシールド全部アンプ直で鳴らしてみてどう変わるかとか。

個人的にとても思うのは、同じギターとエフェクターでもJCとマーシャルそれぞれ全然違う音になるということ。

エフェクターで歪ませる場合、マーシャルで可変出来る音の幅とJCの幅はぜんっぜん違います。

ぜひJCとマーシャルの音の違いも試してみてほしいところです。

アンプで可変できる幅はものすごく広いので、高いギターでなくともどこかに良い音が鳴るポイントはあります。

JCの場合はBOSSのブルースドライバーかOD-3をスタジオで借りて弾いてもいいかもしれません。

アンプだけで良い音が見つかるなら、高いエフェクター買わなくてもやっていけます。

「ギターの音はスピーカーから出る音が全て」です。

弦からスピーカーまでの間に可変できるツマミは何個ありますかね。そのツマミ、どう変わるんですかね。

 

他にも、ツマミの調整だけでなく弾き方でも大きく変わります。

特に強く弾くか弱く弾くかも大きな要素です。

アンプの歪みはそもそもボリュームがデカくて起きてるため、元のギター音が大きいほどよく歪みます。

過去に、バンドメンバーが「もっと歪みがほしい」とゲイン上げて弾いていると音像がなく抜けないしハウリングする…どうしたものか…と悩んでいたとき、ライブハウスのPAさんから「ピッキング弱いよ」と指摘され強く改善した結果、それまでより低いゲイン量でガッツリ歪み、めちゃくちゃ良い音になったことがありました。

ギターの弦は鋼鉄で出来てるので、よっぽど引きちぎるような力を加えたりサビサビの弦でないかぎり簡単に切れることはありません。

いつもより強く弾くだけでもかなり音は変わります。

有難いことに、たまに「めっちゃ良い音だね」って褒めてもらえることがありますが、そういう時はだいたいテンション上がってかなり強く弾いてます。

 

 

最後に、「ギターひとりで鳴らすときとバンドで合わせた時の聞こえ方は違う」とかあります。

機材好きだから集める、というのは全然良い趣味ですが、

バンドやる場合は周りとの音の兼ね合いも考慮してほしいなと思います。

よくあるのが、「自分だけで弾くとズクズク低音が気持ちいいけどバンドで合わすとイマイチ抜けない」とか。

こういう場合は低音削ってちょっと物足りないくらいにしとくと抜けるとか、ベースのハイを削ると抜けるとか。

ただ最終的に実践するのは自分なのでひたすら実験する時間が必要になります。

それをする際に、どのツマミがどう変化すればわかってれば上手く決まるまでの時間は削減できそうですね。

 

「あのギタリストと同じ音が出したい」とギターからエフェクター、アンプまで全部集める方がいますが、

正直全く同じ音出すのめちゃくちゃ難しいです。

なんせCD音源に録音された音はアンプ以外の面、レコーディングの時点でかなりミックスされてるし、僕ら個人が真似できる環境とは全然違います。

雑誌に載ってる「ライブ時のセッティング」としてツマミの位置を全部真似たとしても、それは大きい会場で出すためのセッティングであってスタジオ向きじゃないかもしれない。

普段自分達はアンプから出る生の音を使ってバンドをやりますが、プロの演奏は大規模のPAやRECミックスなどが通っているので生のアンプからはすごく遠いところです。

このためにプロの現場でアンプから直接出る音は真似のしようがありません。

なので、アマチュアがやる場合は同じような音が出るエフェクターは用意しつつも、最終的には自分達がやるコピバンの環境に合った調整をする必要があります。

 

Youtube等でエフェクターを選ぶ時も注意が必要です。

動画で聴ける音に関しても「ギター→エフェクター→アンプ」の後に「マイキング→REC→ミックス」まであって構成されてるので、それを入手したからといって同じ音になることはまずありません。

エフェクターひとつの試奏動画を挙げても例えば「70年代製のFenderストラトで弾き、VOXのアンプで弾いていて、SHURE SM58でマイキングして、TASCAMCubaseで録音してPremireProで編集した動画の音」ということになります。

しかもそれぞれ全部セッティングがある。これを全部再現して弾かないと(さらには同じフレーズを同じ強さで)同じ音は再現できないわけです。アンプから出る音を同じにするのはほぼ不可能です。

だから実際に楽器屋に行って試奏する必要があります。

しかも試奏したからといって、実際に自分が使う環境と楽器屋の店頭に置いてるアンプと出せる音量は違います。

そしてスタジオで鳴らす場合とライブで使う場合も違う。

ここまで来ると「同じ音を出す」というのはほぼ不可能です。

ということは既に持ってる物を、その場で都度調整した方が労力が少ないと思います。 

そのためにギター本体からアンプまでの素材それぞれの音と、音を出す環境でそれぞれどんな違いが出るのかを知っておく必要があります。

僕は今のところ全部の違いは比べてないのでわかりません。おそらくプロのバンドマンやローディーはこういうのを全部把握して最適化しているんだと思います。

 

長々と書きましたが、以上のことがどうして必要かというと、

伴奏なしで一人でギター弾く人じゃない限り、ギター以外の他楽器と合わせて弾くことは必須なので音に関して気にする必要があるからです。

バンドは特に各楽器がそれぞれ聞き分けられることが求められます。

例えばYoutubeで聞く音楽がギターだけやたらうるさくてボーカル聞こえなければなんか不快ですぐ他の動画に移ると思います。

そういう音の感覚はライブでもセッションでも、無意識的に聞く人は気にするものです。

全員が音作りに関心もって全体のバランスを気にすると、聞く側も気持ちいいし

音の変化自体を楽しめるようになればそれ自体がまた新しい趣味になって面白くなるはずです。

あとは、単純に良い音で弾いてる方の方がかっこいいですよ。

 

慣れの問題なので、まずは気にかけるところから初めて、時間かかってでも徐々にわかってくると思います。

まずは面白いなって思うところから始めませんか。

シールドの修理

先日セッション会でベース弾いてたらシールド壊れました。

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原因はよくわかりませんw

世間では一番信頼性高いって言われてるSwitchCraftというブランドのコネクタですが

プラグのスリーブからすっぽ抜けました。

こんなのは初めて!めっちゃ笑いました。

 

楽器やその部品は基本的に何かの素材の集まりなので、【壊れた】=【集まりのどこかが外れた】という考え方をしています。

なのでだいたいのものはくっつければ直るのですがこういう金属パーツの場合ははめ込み式で一度取れると戻りません。ということは部品総替え決定。

 

ちょうど家にL字のプラグが余ってたので交換することにしました。

「自作」もこれと同じ手順です。

 

「自作してる」と話すとだいたいの方はめっちゃ難しそう…ってイメージ持たれると思いますが、やってることは単純に「パーツ同士をくっつける」だけです。

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秋葉原千石電商で買ったコネクタ。670円。

これへ交換します。以下のやり方は新たにシールド作るのと同じやり方です。

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いきなりぶった切っちゃいます。外すの大変だし。切った所から繋ぐ方が楽。

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ケーブルの切った部分からプラス側とマイナス側の線を取り出して予備ハンダつけ。

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コネクタにケーブルを繋ぐ際はケーブルのカバーと保護チューブを先に通します。

以前は必ずといっていい程この作業忘れてました。最近になってちゃんと通せるようになった。

いつも忘れてケーブルをハンダつけしてしまうと、そのハンダ付けを外してもっかいやり直しになる。

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プラス側とマイナス側をハンダ付けします。

この段階で音出しチェックをし、綺麗に音出れば次の作業へ。

鳴らなかったり音小さかったりする場合はもっかいやり直し。

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今回は一発で綺麗に音出たので、マイナス側端子の羽根をケーブルに挟んで締め込み。

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保護チューブを熱加えて縮めます。ライターの火やドライヤーでやりましょうと教本で書かれてましたが個人的にコンロの火が一番均一で綺麗に仕上がります。

実家にいたときは台所ガスコンロの15cm〜20cm上空でコレをやってました。今は電気コンロなので楽。

(真似される場合は自己責任で!最初はドライヤーが一番安全です。十分注意してやってください。)

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綺麗に縮んで保護できました。実は別にこのチューブはなくてもケーブルとして機能しますが、

ギター本体に挿すケーブルはよく動くためすり切れたりする恐れがあるためその保護のためです。

あとは単純に見た目がかっこいい。

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完成しました。作業時間はおそらく20分くらいです。

 

 

シールド作りの魅力も一番は安さですね。

このシールドはBELDEN9778にG&H製L字プラグ×2で作りましたが、楽器屋で同じようなBELDENのシールドを買うと5000円超えます。

切り売りのケーブルとコネクタを別で買って自分で決選すると

これを買った当時の値段はケーブル450円*5m=2250円+コネクタ500円*2=3250円です。1500円くらい安い。

信頼性がほしくてSwitchCraft製とか使いましたがコネクタを安いので作ると3000円以下です。

 

もう一つ利点を挙げるとすれば、市販のシールドは普通両方ともストレートのコネクタか片方だけL字ですが、今回両端ともL字で作ってます。

ここまで安い上に自分の気に入ったプラグで制作できるので楽しいです。

 

秋葉原ラジオデパートの桜屋電気だとカラフルなコネクタとか、他の店だと抜いた時にミュートされる仕様がついてたり、

とにかく頑丈だったり金メッキで音質重視なやつとかいっぱい種類があって、その辺の組み合わせも面白そうです。

秋葉原の店を例にしてますが大概ネットで買えます)

 

まぁ綺麗に配線させるのは何本か作って感覚を掴まないと難しいのでオススメはしませんw

お金あるなら多分楽器屋で買った方が楽です。

あまりお金かけれないなら作るとお得です。

 

機材作りを商売にすること

今自分の持ってるスキルが仕事にならないかと考えることがしょっちゅうあります。

例えば機材作り。市販されてるエフェクターより安めの価格帯で良いエフェクター作りたいとか。

でも安い=大量流通とかいろいろ経済的な側面があって現実的ではないので、

個人のオーダーを受けてオーダーメイドするハンドメイドエフェクターとか。

いろいろ考えはしてみるんだけどあまりそれで上手く商売できる自信がないのでいつまでも実行に移せずにいます。

 

こんな感じで小遣い稼ぎでもできたらいいのになー。と常々思ってはいますが

どうしても営利目的でモノを作ると自分が作りたいものとどんどん乖離していく気がするし、

どうしても「安さ」を求めているのに営利で自作すると利益のっけなきゃいけないから矛盾しちゃう。

「安く売ればいいじゃないか」という意見も聞こえそうですが、

そもそもモノを作ること自体がものすごく手間で時間かかるうえ、人のために作ると自分に何も残らなくなっちゃいます。

最低限材料費だけはもらうとしても「こんだけ手間と時間かけて作ったのに残ったのこんだけかぁ…」とむなしい気持ちになっちゃうし、依頼もらった時点ですごく嬉しく思えた依頼主に対してネガティブな感情も持ってしまう。

過去にはすごく尊敬してる先輩に依頼されてがんばって気合い入れて「材料費だけでいいですよー!」と息巻いて作って渡したら全然実践で使ってくれなくて拍子抜けし、

それからその先輩が嫌いになって喋らなくなっちゃった、なんてこともありました。

そうなるのもすごく後味悪い。

 

 

メンタリストのdaigoさんが「人はモノを買う時、営利目的で売られていると知った上で買ったモノよりも、NPOとかボランティアみたいに営利じゃないモノを買った時の方がその商品をよく感じる本能がある」って話していて

まさにこの感情を自分が強く持っちゃってるなぁと感じました。

営利目的になった途端この自作機材の価値が薄まるんじゃないだろうか…とか色々考えちゃいますね。

 

おそらくこれに対して自分なりの結論は出ないので

まずは新しく増えた音楽仲間に向けて自分が機材作る人間ということを知ってもらって

また改めて依頼で機材作るっていうのをやってみる、その上でのやり方にフィードバックをもらってもう一回考えればいいのかな、とは思います。

 

 

ここまで書いて「やってみようかなぁ」って具体的に考えようとすると

「そもそも自作に意義あるのか?」っていう対立意見が自分で湧いてきます。

 

機材いろいろ作っておきながら、正直な気持ちを言うと自作自体にはあまり価値を感じていません。

だって「値段が安く収まる」ことを除いては、似たような仕様の機材は既に楽器屋に並んでいる。

ボディが黄色くてネックが黒いベースなんて都内の楽器屋回ったら1本は置いてるかもしれない。ストラトの形してるけどテレキャスみたいなギターなんてのも。

エフェクターなんて本当にキリがないです。大手メーカーのみならず海外の個人ビルダーのブランドがどんどん入荷しているし、10万以上のケンタウロスに関しては安いコピーモデルもどんどん出てきている。

そんな中で、手間も時間もかかる自作、尚且つ安定性は市販より低い(最近は自分でも向上してきてるとは思うけど)素人の自作を求める声はあるのだろうかと、

もし求める人がいるならよっぽど自分のことを信頼してくれる人もしくは相当な物好きかもしれないな、と若干自分を卑下するような視点になりがちです。

 

自分が使う機材に関しては自作で大満足だけど、普段市販の機材に囲まれる人がこの素人自作の機材を気に入るのか?

この不安がずっと拭えないので、機材作りを仕事にできないでいます。

別に自営でなくともショップに入れたらいいんですけど、楽器業界は給料低いイメージが拭えないんですよね。月手取り20万もらえるなら余裕でやりたいです。

プロのショップはESPとか専門学校卒を優先して取りそう…とかいろんな障壁があるイメージが強いです。

もしその辺で「独学の人も大丈夫よ!」みたいな声あれば是非聞いてみたさもありますが、入ったとしてもそのまま今の自信量で続けられるかどうかわかりません。

 

それでも「こういうのできない?できるなら作ってよ!」って言ってくださる方がもしいるようなら全力で期待に応えたいと思います。

そんな案件に何件か取り組んだら見えてくるものもあるかもしれません。

 

…ただ、それよりも先に取り組むべき仕事が次に決まってるのでまずはそっちをがんばりたいと思います。

当分の間、機材作りは趣味の範囲でいきます。

白のテレ風ギター製作記

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先日完成した新しいギターの製作記を作ってみます。

普段何か機材つくるときは基本的にあまり途中経過を撮ったりUPしたりしないので

(アップしたりの作業時間を全て機材制作に充てたい)

久々にしっかり途中経過も撮ったような気がします。

それでもだいぶ断片的ではあるけども。

過去作ったのも同じような工程で作ってます。

ということで自己流コンポーネント作りの模様公開。

 

制作期間はだいたい1ヶ月です。

きっかけは11月に入って仕事辞めることになり、辞めた後の期間使って1年ぶりにゆっくり機材作りたいと思ったのが始まりです。

こないだ書いた機材紹介の中で挙げたフレッシャーのベースを削って作ったオレンジのギターがあって、

 

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↑こんなギター。(この時はまだフレットが超低いままだったから弾きにくいうえにピックアップは出力高いだけで分離の悪いじゃじゃ馬ギターでした)

 

このギターのボディと、

いつしかテレキャス作りたいと思って別途ヤフオクで買ってたネックを組み合わせて1本にしようと思いました。

テレキャスはずっと欲しかった。でも金欠だし5000円程度でまた新しいボディ買うのも気が引けるしオレンジのボディ使い道ない。

だったら余ってるオレンジのボディ使うかーとわりと適当な思いつき。

 

 

11月11日、有休消化に入って早速、手持ちのストックを確認した上で、秋葉原千石電商、メルカリ、そして近所の楽器屋さんでパーツを調達します。

ある程度買っといて制作中必要になったらその都度買っていく。

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まず着手したのがペグの取り付け。千石電商でペグブッシュ買ったらネックに空いてる穴とサイズ合わなかった。確認してから買いに行けばこの作業はいらなかった…

 

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折れたドラムスティックは固くて良い素材なので保管してる。

ドリルに取り付けて削ってサイズ合わせてノコギリで切り穴に埋め、もう一度穴開け直す。

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クルーソンペグは初めて使った。見栄えが渋くて好き。でも二つのペグを1本のネジで留めるからサイズ調整がわりとシビア。

それと並行してボディ作っていきます。

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元々プレシジョンベースのボディのためカーブ状に大きい溝あいてます。前回は1ピックアップの状態からフロントピックアップとトグルスイッチの溝を掘ってパーツ入れていた。

今回テレ風に変えるにあたって溝がデザイン上はみ出したりするので端材で埋めます。

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すぐ近くにペンがないので変わりに筆ペンでメモ。

ルーターで木の厚さ分端材のサイズの溝掘り、ピッタリはめて接着剤で固定。

 

固まって隙間うめできたらこのために新たに買ったサンダーで全体研磨します。

この模様は

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Amazonで一番安いサンダーだったけど手研磨より何倍も綺麗。

研磨してまだカバーできない溝などパテ埋め。トグルスイッチの穴は適当に端材で適当に…ピックガードで隠れるからいいやと思って。

 

この後ブリッジとコントロールプレートの位置調整して溝掘りし、塗装準備へ。

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下塗りシーラー塗って目止め。

目止め乾いたら自動車用サーフェイサーを吹いて細かい溝を研磨して調整。

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木工作業時から基本的に作業場は風呂場。なんせ大量に細かい粉でるから始末がとても楽。流すだけでいいし。

 

ここから本塗装。もうちょい暖かい時期なら玄関でてすぐのとこで吹いたりしたけど、今回は寒いので気温面で室内でやることに。

(気温が低いとちょっと吹いただけですぐタレたり乾いた後ひび割れする。)

100均のゴミ袋を開いて風呂場に隙間無くカバリング。

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本体は物干し竿につるし、ゴミ袋カーテンの隙間から手を入れてスプレー吹き。

色はホワイトにしました。

前の制作で余らせてたスプレー缶半分と、新しく1本買って1.5本分を4〜5回に分けて吹く。

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臭いも出るし風呂浸かれないしはやく塗装終えたい…と思ってたら壁のビニールが浮いてくっついてボディに致命的なシミ作っちゃった。

(ビニールには下地塗装の塗料がついていて半乾きのラッカーがつくと反応してくっついちゃう)

乾くまで待ってまた削って吹いて…を2回繰り返し。

10日間くらいやった気がする。

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ギター工房とか市販のギターはこの本塗装のあと、クリアラッカー吹いてめちゃくちゃ研磨+コンパウンド磨きバフ掛けとかしてピッカピカにするのが普通だけど

地道な作業めっちゃ嫌いなうえ、そもそもつや消しが好きなのでそこまでしない。

あとはクリアコートしないことで使っていくうちに剥がれてレリックになりやすくなる。それがたまらなく好き。

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塗装終え3,4日放置して乾燥させたらパーツ取り付け。

以前は急いでいて数日放置をせず取り付け始めたからパーツが固着しちゃったりして大変だった。

今回は良い感じに乾燥できたので固着もなくスムーズに進んだ。

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裁縫用の糸で1弦と6弦張ってネック取り付け位置と角度調整。

もともと掘ってたリアピックアップの溝幅が足りなくてこの後ちょっと再度ルーターで削って広げた。塗装したてだからめっちゃ気遣った。

 

順調にネック取り付け作業が進んでると思われたその時…

 ↑ネック取り付けビスの穴貫通させる事故発生。でもしれっと埋めた。

上の写真に行くまでに半日かかってます。ネックの取り付けは本当にシビアなうえに手間かかる。

一旦組み上げた時、ボディ側の穴空ける位置ミスってすきまができちゃったのでその修正に苦労した…

ネックジョイントがピッタリできてるかはギターの鳴りにめちゃくちゃ影響します。

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この辺でパーツ組み上げて一気に全部弦張って仕上げちゃう。

ピックガードは大変だから後回し。弾けて音出る状態になるとテンション上がるし。

ナットの調整とかもこの辺でやっていく。

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そろそろピックガード作んなきゃなぁ…重い腰上げて制作開始。

クリアファイルを開いたやつにペンでデザイン書く。3枚くらい書き直した。

(実際はこれの前にもiPhone上でペイント書いたりして考えてた。オリジナルギターでピックガード考えるのすっごいムズい。バランス考慮しないと後で後悔しがち。)

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クリアファイルを切り取って厚紙(レターパック)に転写。細かいサイズ感とか調整していよいよプラ板へ転写し切り抜く。

今回は金のこぎりとルーターで切った。

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この姿まで切るのに6時間くらいかかってます。笑

市販ギターのテンプレとかあればもっとスムーズにいくけどオリジナルなのでひたすらボディに合わせては削り、合わせては削りの現物合わせでじわじわサイズ調整した。

あとはネジ穴あけて取り付け。

 

よっしゃ、組み上げ終わった!って思ったらフロントピックアップから音出ない。

あれ…と思ってテスター当てたら300kΩ越え…これは…断線…??

はぁ…新しく買ったら費用かさんじゃう…orz  でももうピックガード切っちゃったし仕方なく新しいの買った。

 

届き次第組み直し。

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ちなみにポットとスイッチはSCUD、コンデンサーはMALLORY。

最初に用意したジャックが接触不良で交換したり、ストリングガイドつけようとしたらネジ折れちゃって、3,4弦もつけたかったのに1,2弦だけにせざるを得ず…とまだまだ手間かかってようやく普通に弾けるレベルに完成。

だがしかしフレット音詰まりがわりとひどい。仕方なくめんどくさいすりあわせして何とか許容範囲のビビリ程度に抑えられた。

 

そして、ようやく完成です。

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いやー、ニート期間だし時間たっぷりあるからすぐできるやろーと思ってたら案外時間かかりました。

なにかミスして都度リカバリに時間取られたような…

本来であればちゃんとミリ単位で採寸したりテンプレート使ってズレなくやるのが工房の当たり前ではあるけども、個人だしそんな設備ないし何よりめんどくさい。

ただ段取り八分と言われるように段取りしっかりやれば後々時間取られることもなく計画も立てやすいかもしれない。

それは今後の課題かもしれないです。(一体どこへ向かおうとしているんだ)

 

それでも、今回サンダー使ってボディ整えたので過去のギターで一番綺麗に塗れました。

まだ今の時点では低弦側がビビるので細かい調整が必要かな。

あとは、空洞が多くてすごい軽いのはいいが音もあまりサスティン伸びない。そのうち空洞も何かで埋めてある程度ズッシリさせたい。

 

【思い出せる限りのパーツ費用(ざっくり)】

ネック:5000円弱、ペグ1200円、ジョイントプレート+ネジ:700円、ストリングガイド260円

ボディ:2500円で買ったボディの余り、ストラップピン200円

リアピックアップ:友達のギターのPU交換に伴って余ったやつ(実質タダ)

フロントピックアップ:ESPジャンクコーナーにあった3000円。一回壊れて買い直してメルカリ4000円

ブリッジ:メルカリ1100円

コントロールプレート:メルカリ499円

電気パーツ関係:ポット300円*2、スイッチ1000円、コンデンサ二つで300円、ジャック200円、ノブ400円、ジャックプレート400円

ピックガード:800円、ネジ120円

弦;500円

塗料:下地1300円、ラッカー300円、風呂場の養生100円、紙やすり100円

 

これを合計すると…

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25,080円!!!

記憶する限りの値段だし端数切ったざっくりの金額だけど、それでも3万以下。

これでなくっちゃ。

 

僕が自作する一番の楽しみといえば「このギターがこの値段で!?」というお得感を得られる時です。

コストカット努力のたまもの。

「この服いくらで買ったと思うー?」という大阪のおばちゃんと同じ精神です。

このデザイン性で2万5千円。

 

本当にたっぷり時間使える時期でないとコンポーネントの制作は難しいです。

特に塗装が絡むと少なくとも3週間は必要になるしそれなりの手間かかります。

ただし、自分なりの欲しい仕様で、欲しい色のギターを数万円で作れるのが自作の良い所。

例えば、これみたいに<ストラトの形してるけどテレキャスのパーツが載ってる>とか。

お金もらってるプロの工房ではないのでクオリティもお店に比べたら全然荒いけど。

一緒にバンド組んで有名になりたいとか、めちゃくちゃその人の音楽好きで応援してる人とかぜひ作ってあげたいとか思いはあります。

自分作ったギターがより多くの人前で演奏されてるような状況なら自分が注文されるのと同じくらい嬉しい。

今回作った白いギターは自分の欲しい仕様だからしばらくは使いたい。

でももしめっちゃ応援したい人に使いたいと言われれば喜んで売るかもしれない。

 

もし「こんな仕様のギターがほしいけど作れる?」というのあれば相談はお受けできます。

ただ前述の通りプロではなく個人の趣味の範囲内なので改造の内容、普段の生活の忙しさ等によってお受けできるか変わります。

簡単なパーツ交換とかならすぐできます。

過去に依頼してもらった改造といえば、ピックアップ1個の交換から、ギター内にチューブスクリーマーを内蔵するとか、黒いレスポールをゴールドトップにするとか、ベースをピンクに塗り替えるとかいろいろ頼まれてやったことはあります。シングル2発のテレキャス(布袋ギターみたいな感じ)のボディ溝を広げてEMGハムを2発のっけるとかも。

よかったらご相談だけでも。