まーしー工房

思ったことをTwitterの延長として書きます

機材作りを商売にすること

今自分の持ってるスキルが仕事にならないかと考えることがしょっちゅうあります。

例えば機材作り。市販されてるエフェクターより安めの価格帯で良いエフェクター作りたいとか。

でも安い=大量流通とかいろいろ経済的な側面があって現実的ではないので、

個人のオーダーを受けてオーダーメイドするハンドメイドエフェクターとか。

いろいろ考えはしてみるんだけどあまりそれで上手く商売できる自信がないのでいつまでも実行に移せずにいます。

 

こんな感じで小遣い稼ぎでもできたらいいのになー。と常々思ってはいますが

どうしても営利目的でモノを作ると自分が作りたいものとどんどん乖離していく気がするし、

どうしても「安さ」を求めているのに営利で自作すると利益のっけなきゃいけないから矛盾しちゃう。

「安く売ればいいじゃないか」という意見も聞こえそうですが、

そもそもモノを作ること自体がものすごく手間で時間かかるうえ、人のために作ると自分に何も残らなくなっちゃいます。

最低限材料費だけはもらうとしても「こんだけ手間と時間かけて作ったのに残ったのこんだけかぁ…」とむなしい気持ちになっちゃうし、依頼もらった時点ですごく嬉しく思えた依頼主に対してネガティブな感情も持ってしまう。

過去にはすごく尊敬してる先輩に依頼されてがんばって気合い入れて「材料費だけでいいですよー!」と息巻いて作って渡したら全然実践で使ってくれなくて拍子抜けし、

それからその先輩が嫌いになって喋らなくなっちゃった、なんてこともありました。

そうなるのもすごく後味悪い。

 

 

メンタリストのdaigoさんが「人はモノを買う時、営利目的で売られていると知った上で買ったモノよりも、NPOとかボランティアみたいに営利じゃないモノを買った時の方がその商品をよく感じる本能がある」って話していて

まさにこの感情を自分が強く持っちゃってるなぁと感じました。

営利目的になった途端この自作機材の価値が薄まるんじゃないだろうか…とか色々考えちゃいますね。

 

おそらくこれに対して自分なりの結論は出ないので

まずは新しく増えた音楽仲間に向けて自分が機材作る人間ということを知ってもらって

また改めて依頼で機材作るっていうのをやってみる、その上でのやり方にフィードバックをもらってもう一回考えればいいのかな、とは思います。

 

 

ここまで書いて「やってみようかなぁ」って具体的に考えようとすると

「そもそも自作に意義あるのか?」っていう対立意見が自分で湧いてきます。

 

機材いろいろ作っておきながら、正直な気持ちを言うと自作自体にはあまり価値を感じていません。

だって「値段が安く収まる」ことを除いては、似たような仕様の機材は既に楽器屋に並んでいる。

ボディが黄色くてネックが黒いベースなんて都内の楽器屋回ったら1本は置いてるかもしれない。ストラトの形してるけどテレキャスみたいなギターなんてのも。

エフェクターなんて本当にキリがないです。大手メーカーのみならず海外の個人ビルダーのブランドがどんどん入荷しているし、10万以上のケンタウロスに関しては安いコピーモデルもどんどん出てきている。

そんな中で、手間も時間もかかる自作、尚且つ安定性は市販より低い(最近は自分でも向上してきてるとは思うけど)素人の自作を求める声はあるのだろうかと、

もし求める人がいるならよっぽど自分のことを信頼してくれる人もしくは相当な物好きかもしれないな、と若干自分を卑下するような視点になりがちです。

 

自分が使う機材に関しては自作で大満足だけど、普段市販の機材に囲まれる人がこの素人自作の機材を気に入るのか?

この不安がずっと拭えないので、機材作りを仕事にできないでいます。

別に自営でなくともショップに入れたらいいんですけど、楽器業界は給料低いイメージが拭えないんですよね。月手取り20万もらえるなら余裕でやりたいです。

プロのショップはESPとか専門学校卒を優先して取りそう…とかいろんな障壁があるイメージが強いです。

もしその辺で「独学の人も大丈夫よ!」みたいな声あれば是非聞いてみたさもありますが、入ったとしてもそのまま今の自信量で続けられるかどうかわかりません。

 

それでも「こういうのできない?できるなら作ってよ!」って言ってくださる方がもしいるようなら全力で期待に応えたいと思います。

そんな案件に何件か取り組んだら見えてくるものもあるかもしれません。

 

…ただ、それよりも先に取り組むべき仕事が次に決まってるのでまずはそっちをがんばりたいと思います。

当分の間、機材作りは趣味の範囲でいきます。